備蓄米の放出でコメの店頭価格が下がり続ける中、スーパーには早くも新米が並び始めています。
熊本県阿蘇市では、今週、秋の豊作を祈願する御田祭が開催され、天草市では、収穫を終えた早期米の検査も始まりました。
熊本市内のスーパーでは―
「今年の新米です」
入荷したのは、7月下旬に収穫されたばかりの宮崎県産の早期米100袋。こちらのスーパーでは、これまで早期米の販売にはあまり力を入れていませんでしたが、今年は、需要を見込み、商品を確保しました」
(営業本部長)
「備蓄米がそろそろ終わってしまうことと、熊本県産銘柄米の在庫が、昨年の分がなくなってきているので、早期米をなるべく早めに入荷して、お客様に安心していただく」
早期米の価格は5キロ税込み4319円、隣に並ぶ備蓄米のおよそ2倍の価格です。
(営業本部長)
「備蓄米がある状況で新米を販売するのが初めてなので、どういうふうになるのか分かりませんが、お客様の選択肢が増える点ではいいのかなと捉えている」
集計開始以来、今年5月に最高値を記録した全国のスーパーのコメの平均価格。今週月曜日の農水省の発表では、平均価格は税込み3585円となり、9週連続で値下がりしています。
(営業本部長)
「3000円を切るぐらいに落ち着くのではないかと思っている」