安全管理体制の再構築が急務となっている熊本市電。熊本市交通局の職員らが、改めて安全運行を誓いました。
(安全対策チームリ―ダ―)
「事故のない安心安全な運行を実現するため、全職員が一丸となって取り組むこと誓います」
熊本市交通局は8月1日を「安全運行誓いの日」と定めています。
乗務員や整備士などおよそ50人が集まり、決意を新たにしました。
熊本市電では、去年、運行トラブルが相次ぎ、今年3月には15人が重軽傷を負う追突事故が発生。市交通局が、追突した車両の運転士に対し、追従して走行する場合の速度に関する技能検定を行っていなかったことなどが、九州運輸局の保安監査で新たに判明しています。
(大西一史市長)
「一人ひとりで、どこかに自分たちに問題がなかったのか、本当に率直に見直しながら、それを改善していく、ここに尽きると思います」
大西一史市長の訓示のあと、市交通局の職員は、事故が多く発生する熊本市中央区の白山交差点に立ち、右折する車に対して警戒しているか、ブレーキ操作が適切かどうかなどを確認しました。