夏の高校野球、組み合わせ抽選会が3日に行われます。
2年ぶり4回目の夏の甲子園に挑む東海大星翔。熊本大会では一度もリードを許さずに投打で圧倒。甲子園への切符をつかみました。
強力打線をけん引するのは2年生ショートの福島陽奈汰。強打の1番打者として、チーム最多の11安打を放ち、決勝戦では二度のファインプレーでチームのピンチを救うなど、攻守にわたって貢献しました。
福島選手
「チームの目標は甲子園優勝で(個人の目標は)初回に出塁と、1番バッターとして(1試合)3出塁したい」
4番に座るのは大賀星輝。5試合で6打点とチャンスに強く、準決勝では専大熊本の好投手、山本吏騎から、3安打2打点と非凡なバッティングセンスを見せました。
大賀選手
「僕の見せ所はバッティングなので、ここで打ってくれよというところで、しっかり捉えて、ホームランを打ちたい」
大賀とクリーンアップを組む2人も絶好調。3番・平仲孝輔はチームトップの5割5分6厘をマークし、5番・堀田延希は、チームトップの8打点。2人のバットに、甲子園でも期待がかかります。
熊本大会では全試合2失点以内と投手陣の活躍も光りました。
エースの水野右京は、緩急を使って打たせて取るピッチングが持ち味で、4試合に先発し、防御率は0.88。抜群の安定感で流れを呼び込みます。
水野投手
「緩急をつけて打たせて取って、攻撃にいいリズムを持ってくることが自分の持ち味なので、甲子園でも、自分のピッチングスタイルを崩さずに、絶対優勝できるように頑張っていきたい」
優勝投手になったのは、緒方龍之介。140キロ以上のストレートとキレのあるスライダーを武器に、リリーフとして3試合に登板し無失点。決勝では、ピンチの場面で登板し、流れを断ち切りました。
緒方投手
「ピンチの場面とかで出ていくことが多いので、しっかりそこは0点で抑えきる思いでマウンドにたちたいです」