広島への原爆投下から80年です。「核のない世界を」平和への祈りが捧げられました。
広島市では6日平和記念式典が開かれ、被爆者や遺族らが祈りを捧げました。
熊本市でも慰霊式典が開かれ、玉名市に住む浦田藤枝さんが、15歳の時に長崎で被爆した体験を語りました。
(浦田藤枝さん)
「顔はやけどして、上半身は真っ黒になっていました。そういう方がぞろぞろ歩いて『お水、お水』って欲しがるんです」
浦田さんは家族5人を原爆に奪われました。
(浦田藤枝さん)
「いつ戦争が始まるか分からない世の中になっています。どうかみなさん、核反対に協力してください。核のない戦争のない世界を生きていかれることを願っています」
県内の被爆者は現在535人。その全員が80歳を超えたいま、記憶の継承が課題です。
熊本県被団協は「若い人に平和は自分たちで作っていくものだと関心を持ってほしい」としています。