11日にかけて記録的な大雨となった熊本県で2人の死亡が確認されました。
県によりますと甲佐町で土砂崩れに巻き込まれ、心肺停止の状態で救出された男性の死亡が確認されました。また、八代広域消防本部よりますと、八代市千丁町の用水路に転落した車から心肺停止の状態で救出された女性の死亡が確認されたということです。
なお、熊本県では3人の安否がわかっていません。
川の増水で車ごと流される被害も起きています。
記者
「熊本市北区で車2台が流された現場です。こちらの車の運転手は自ら窓ガラスを割って脱出したそうです」
熊本市北区を流れる井芹川付近で、11日午前1時すぎ「車が立ち往生している」と、流された車に乗っていた男性本人から通報がありました。
警察などによりますと、2台が車ごと流され、通報者は、車の中にあった工具を使い、後部座席の窓ガラスを割り、外へ出たということです。
2台の車が流された現場から1キロほど離れた下流でも、車1台が発見されました。
警察や消防などによりますと、発見された車の運転手と連絡が取れておらず、捜索作業が行われましたが、川の水位が上昇し、一時、中断されています。