11日かけての記録的大雨で、熊本県各地で、道路の冠水による車の水没が発生しました。
JAF熊本支部によると、11日の救援要請数は1592件にのぼりました。
一夜明けた12日も、故障のため動かくなくなった車が道路上に残っていました。
JAFの実験動画によると、ガソリン車が水深60センチの冠水した道路に時速40キロで進入すると、すぐにエンジンが停止、車内にも水が入り込みました。
水深が車両の床面を超えると、吸気口やマフラーから浸水し、エンジンが停止、再始動しなくなる恐れがあります。
夜間は冠水していること自体に気が付きにくいため、特に注意が必要です。
他の車が通行できても、車種によっては水没する可能性があるため、注意が必要です。
通行できたとしても、エンジンルームに水が入り込むなどして、故障につながる恐れもあります。
また「水没し車から外に出られない」との通報も相次ぎました。
JAFによると、ドアの底から50センチ前後の水深があると開けられなくなることが多いため、脱出用ハンマーなどを備えておくことを推奨しています。