記録的な大雨による熊本県内の被害状況が徐々に明らかになっています。2人が死亡、依然として、2人が安否不明です。
井上聖貴アナウンサー
「本来、生活道路ですが、流れ込んだ土砂が堆積して、車が埋まっています。重機を使った撤去作業が進められています」
増水した川によって土石流が発生した八代市興善寺町では、住民が片付け作業に追われています。
八代市の日中の最高気温は35℃と、8日ぶりの猛暑日となる予想です。
「ここだけでも2,3日はかかりそうですね。ちょっとしたら休憩しないと」
大雨による人的被害です。甲佐町では、車で避難しようとした際、土砂崩れに巻き込まれ増田佳明さん(57)が死亡しました。
八代市千丁町では、用水路に沈んだ車の中から女性1人が心肺停止の状態で見つかり、その後、死亡が確認されています。
熊本市では、北区貢町で車ごと濁流に流された男性1人が行方不明に、南区城南町の男性1人も行方不明となっています。
なお、玉名市の境川で1人が流されたとの情報は、誤報と判明しています。
美里町や甲佐町、八代市などでは500人以上が、現在も孤立しています。