記録的大雨から1週間がたちましたが、いまだ孤立状態が続く場所もあります。
熊本県の木村知事は、甲佐町を訪れ、男性1人が亡くなった土砂崩れの現場を訪れたほか、被災した住民から話を聞き取るなどし、被害の状況を確認しました。
木村知事
「これだけの大きな災害ですので、まちと一緒になって、県の力で、土砂、流木を撤去して、一日も早い暮らしの再建に努めたい」
甲佐町では、4地区で20世帯33人が孤立した状態が続いています。
また、県内では、現在も男性1人の安否が分かっていません。
男性は熊本市北区貢町で、車ごと川に流されたとみられ、警察や消防などは、これまでに男性の車が見つかった北区の井芹川から下流の坪井川河口までを捜索。その後、範囲を有明海沿岸部まで広げ、19日は西区河内町の港などで、双眼鏡を使って捜索しましたが、発見には至らなかったということです。
今回の大雨で、県内では男女4人の死亡が確認され、あわせて10人が重軽傷を負っています。