11日にかけての記録的大雨で車の水没が相次ぎました。修理業者は対応に追われていました。
今回の記録的大雨では、県内各地で道路が冠水するなどし、車の水没被害が多発しました。
車の販売や修理を行う熊本市北区の店舗では―
「これは今、中のカーペットを全部はがして乾燥させている状況です」
もともと予約が入っていた車の修理に加え、大雨で水没した車の対応も重なり、駐車場はいっぱいの状態です。
「(浸水した車は)今10台弱、車両をお預かりしている状況です」
客に貸し出す代車が足りず、代車を必要とする客には対応できない状況だということです。
「うちはお盆の期間も開けていたんですけれども、部品屋がストップしていたので、見積もりなどの返答は、きょうからになってしまいます」
「いまのところ、いっぱいいっぱいの状況です」
実際に故障した車を見せてもらいました。なかには、エンジン部分まで浸水してしまった車もありました。
「ここまで水が上がってしまうと、ダクトにつたって、エンジンの中に入り込むので、水が。それで知らないうちにエンジンをかけたら、エンジン内部の部品が最悪のケース、曲がったり。(今後の修理は?)難しいですね」
これから保険会社と打ち合わせをしながら修理を進めていきますが、保険会社も水没した車への対応に追われている状態。
修理を終えるまで、通常よりも長い時間を要する可能性があるということです。