熊本市の江津湖遺跡群水源地遺跡で、2基の石棺が見つかりました。およそ1600年前のものだということです。
石棺が見つかったのは、熊本市東区水源にある熊本市の配水場の敷地内です。
江津湖遺跡群では、1972年に調査が始まり、これまでに複数の墓が発見されています。
今回は、熊本市上下水道局が配管工事をするため6月から調査をしたところ、石棺が見つかったということです。
石棺には副葬品と2人の人骨が入っており、どちらも大人の女性で、身長は140cmほどとみられています。
熊本市文化財保護主幹
「(副葬品の中に)ヤリガンナや斧が出ているけど、どちらも木を加工する道具ですので、木工に絡んでいる人のお墓かなと」
石棺が見つかった遺跡は、24日に一般公開されます。(午前10時~正午)
熊本市文化財保護主幹
「地域の有力者のお墓がどういうものなのか、博物館や本ではなくて、生の状態で見ていただきたい」