熊本県では、大雨による農業被害も深刻です。木村知事が21日、八代市を訪れ、被害や復旧の状況を確認しました。
八代市東陽町にあるショウガのほ場では、山林の崩落により、11月に収穫を予定していたおよそ8トンのショウガが被害を受けました。
また、千丁町の農家では、倉庫に保管していたイグサおよそ500キロ・200畳分が浸水し、廃棄。大型の専用機械およそ10台が水に浸かりました。
イグサ農家
「まだ片付けの段階なので、使えるかどうか、まだ動かしてみないと分からない状況」
千丁町のイチゴ農家では、イチゴの苗を植えたポットおよそ2万個180万円分が浸水する被害に。台風の影響も心配しています。
イチゴ農家
「イチゴはもうこんな状態ですけれど(台風が来ると)周りのコメとかも被害を受ける可能性がある」
大雨被害を視察した木村知事は「品目ごとにJA経済連とチームを組み、支援策を検討したい」としました。