特別天然記念物のニホンカモシカの幼獣が熊本県で保護されました。
熊本県によると、7月14日、山都町蘇陽地区で衰弱した状態で発見され、熊本市動植物園の職員が現地で応急処置を行いました。
山に放しても、母カモシカと合流できる可能性が低いと想定されたため、動植物園で治療していましたが、3日後、容体が急変し死にました。
死因は腹腔内出血で、保護した時点でけがをしていたとみられています。
熊本県内では、ニホンカモシカが40頭生息すると推定され、絶滅が危惧されていて、県が分布や生息数を把握する調査をし保護をはかっています。