記録的大雨で、熊本市の坪井川や井芹川沿いに設置されたサイレンを適正に鳴らせなかったとして、大西市長が陳謝しました。
本来、警戒レベル2相当の氾濫注意水位やレベル3の避難判断水位で鳴らすことになっていた地点で鳴らしていなかったり、警戒レベル4相当の氾濫危険水位に達した地点で、鳴らすのが遅れたということです。
大西市長
「吹鳴の対応が追いつかなかった、遅延したことは人為的ミスですので、本当に申し訳ないと思っています」
大西市長は、原因や経過を検証し、今後、確実に機能するように、職員へ早急な対応を指示したということです。
また、記録的大雨の被害を受け、熊本市は独自の支援に乗り出す方針を明らかにしました。
大西一史市長
「既存の被災者支援策に加え、このたびの被害状況に合わせた本市独自の支援策についても検討を進めており、本定例会に関連予算案を追加提案させていただきたいと考えております」
熊本市は、9月の市議会で、大雨で使用した土のうを緊急的に補充する費用1000万円を含む補正予算案などを提案しますが、これに加えて、独自の支援策に関連する予算案を追加提案する方針です。
具体的な支援内容は、これから取りまとめるとしています。