TSMC進出や空港アクセス鉄道整備計画で重要性が増しているJR肥後大津駅前に、2つの新たなビルを設ける計画が明らかになりました。
熊本県大津町とJR九州が27日、合同で会見を開き発表しました。
大津町は、JR肥後大津駅南口のロータリー部分に、官民連携の駅前施設を整備します。
協力企業の選定はこれからですが、飲食や買い物を楽しめる施設にする考えです。
高校生
「マックとかサイゼリヤとか。部活終わりに食べにくるならちょうどいいかなと駅も近いし」
駅北側では立体駐車場の整備や公共施設の集約を進め、駅南側では緑地やキッチンカーが並ぶ滞留スポットを整備する計画です。
大津町・金田町長
「カフェなどの飲食店やホテル等の誘致を進めます。また、通りや公園、眺望等により水や緑といった自然を楽しむことができる空間としていきます」
田中杜旺アナウンサー
「JR肥後大津駅の北口から南口へわたる場合は、現状こうした通行証をもらって駅構内を抜ける必要がありますが、こうした手間を省くための新たな通路も整備される予定です
」
北口と南口の回遊性を高めるための空中回廊「自由通路」も整備することにしています。
駅前施設は、肥後大津駅と空港を結ぶ空港アクセス鉄道の整備が完了する2034年度内の完成を目指しています。さらに
田中杜旺アナウンサー
「JR肥後大津駅から徒歩2分ほどのところに、JR九州が新たなオフィスビルを設ける計画です」
オフィスビルは7階建てで、大津町役場の南側に建設する予定です。
TSMC熊本工場が立地するセミコンテクノパークまで車で8分の立地を生かし、半導体関連企業の入居を想定していて、2027年1月に完成予定です。
JR九州・古宮社長
「豊肥本線は非常に重要なエリアということで、セミコンテクノパークなどいろんなお客様がここで増える要素がたくさんあるということで、力を入れていかなきゃいけない場所と認識しています」