熊本県内各地に甚大な被害をもたらした大雨の復旧作業。支援の輪の広がりが求められます。
8月10日からの大雨で浸水被害を受けた八代市の寺では、床下に堆積した泥のかき出しなど復旧作業が進められました。
被災した伊藤さん
「本堂の下に入れていたやつ出したんですけど、泥まみれになった」
寺の周りは一面冠水し、本堂が床下浸水。、仏具や車なども被害を受けました。
復旧作業に汗を流す人たちの中には、熊本豪雨の被災地から集まったボランティアの姿もありました。
岩崎さん
「令和2年に球磨川流域の豪雨災害があって、皆さんに見ず知らずの方々に助けていただいたんで」
岩崎哲秀さんもその1人です。岩崎さんが暮らす球磨村の神瀬地区は、5年前の熊本豪雨で甚大な被害を受けましたが、多くの県内外からのボランティアの支援を受けました。
その恩返しをしたいと、県内外の自然災害の被災地で、ボランティア活動を行っています。
被災した伊藤さん
「助かりますね、すごい人力が必要なんで。災害にあった時というのは、みんなで手を取り合ってというか」
27日は、熊本地震や九州北部豪雨で被災した阿蘇市など各地から集まって、床下の泥だしや消毒作業などに取り組みました。
岩崎さん
「恩送りという言葉があるんですけど、受けた恩を別のところに恩を送っていけたらなと思っています」