運行トラブルが相次いだ熊本市電の再生プロジェクトに取り組む熊本市は、乗務員の正規雇用化に向けて、9月議会に条例改正案を提案します。27日の議会特別委員会で説明しました。
多くが非正規職員の乗務員について、今年4月の「上下分離方式」導入により、待遇改善を図る計画でしたが、運行トラブルの多発により延期となっています。
こうしたなか、運転士・車掌・技工の3職種について、来年度、2年間の任期付職員を最大150人の正規採用する方針で、条例改正案を9月議会に提案します。
2年間の任期とした理由として「上下分離方式」の導入が、早くても2028年4月となる見込みを示しました。
この「上下分離方式」を導入した場合、職員は公社の正規職員、導入しない場合には、期限の定めのない交通局の職員となります。
9月議会で条例改正案が可決されれば、10月に募集を開始し、11月にも採用試験を実施する予定です。