約9300万円を横領した罪に問われている元弁護士に、熊本地裁は懲役6年の判決を言い渡しました。
判決によると元弁護士・内川寛被告(63)は、2018年5月から、2023年6月に代表を務めていた「全国B型肝炎熊本訴訟弁護団」の口座から、170回にわたって預金を引き出し、約9329万円を自分名義の口座に移すなどして横領した罪に問われています。
28日、判決で熊本地裁の中田幹人裁判長は「常習的で悪質、弁護士の業務上横領事件の中でも高額で、生活費などの支払いに充てた動機に酌量の余地はない」などとして、求刑8年に対し懲役6年の判決を言い渡しました。