厳しすぎる残暑。
暑さと感染症を理由に、学校の授業参観が中止される事態となっています。
熊本市内の小中学校などは、29日から2学期。
暑さ回避のための夏休みですが、28日も熊本県内は猛暑日を記録するなど、厳しい暑さが続いています。
井上聖貴アナウンサー
「熊本市の小学校ではこの残暑と感染症を理由に、授業参観を中止するところもあります」
9月10日に予定していた授業参観を中止した熊本市の小学校は…
「午前中でも校舎内の気温は35℃近くまで上昇します。冷房の効いた教室内に保護者全員が入ることは難しく、窓を開け暑い廊下からの授業参観となると児童、保護者双方の体調への影響が心配されます」と、保護者への連絡でその理由を説明しました。
感染症を心配する街の声も。
小学生の保護者
「保育園ではヘルパンギーナと手足口病が流行っているの、マイコプラズマと、リンゴ病、コロナが、私の職場で流行っている。3年生がかかったよとなると、弟妹お姉ちゃんにうつって、広がっていく」
新型コロナウイルスの感染者は前の週の1.51倍と、今年最も多い報告数となるなど感染症の流行も授業参観中止の理由としています。
暑さは学校給食にも影響を与えています。
熊本市立学校の給食をつくる調理室のほとんどにエアコンがなく、6月30日から7月11日までに調理員8人が熱中症の症状を訴え2人が救急搬送されました。
調理室が高温になるのを避けるため、揚げ物をやめて、また食中毒防止のため、生野菜を使うサラダや和え物も控えたそうです。