2024年9月、熊本市中央区の新水前寺駅前電停で発生した、熊本市電の扉が開いた状態で40センチほど走行する、重大インシデントについて調査を進めている国の運輸安全委員会が、28日、経過報告書を発表しました。
現時点では、扉の開け閉めを検知するスイッチが作動していなかったことが分かりましたが、調査や再発防止策の検討に更に時間を要するということです。
熊本市交通局は、度重なるインシデントを受け、九州運輸局に改善策の報告を8月18日までに求められていましたが「恒久的な対策について丁寧に検討する必要がある」として、報告書の提出を9月半ばに見送っています。