8月の記録的大雨で被害を受けた熊本市の西山中学校で、延期されていた始業式が行われました。これで県内すべての小中学校が再開したことになります。
本来、8月29日に行われる予定だった始業式。西山中学校では、8月10日からの大雨の影響で、4日遅れての実施となりました。
2日は授業を行わず、スクールカウンセラーの講話や不安や心配を聞き取るアンケートを実施しました。
田中省三校長
「だいたいこれくらいの位置に水が来た」
西山中学校はすべての校舎で1階部分がおよそ40センチ床上浸水し、一部の教室や職員室などが被害を受けました。
現在も4つの教室で、エアコンが使えない状況です。
田中省三校長
「心をとても痛めている子ども達がいると思いますので、まずは、子どもたちの、そしてご家庭に寄り添うこと、学校でできることをしっかり確認をして、専門機関や教育委員会と十分連携しながら(ケアを)行っていく」
被災した生徒の心のケアのため、授業のペースを落とし、3日から5日までは50分4コマに短縮、週明けの8日から通常授業に戻す予定です。