熊本県八代市長選で初当選した小野泰輔さん。非自民系新市長と自民党がどのような向き合いをするのか問われています。
2日、八代市選挙管理委員会から小野さんの代理人に当選証書が手渡されました。
市長選で自民、公明推薦の現職を破った小野さん。非自民系としては12年ぶりの市長となります。
選挙期間中、自民党が強調してきたのは国、県、市の連携が不可欠だという点です。
金子恭之衆議院議員は選挙期間中、次のように訴えていました。
「(非自民系市長の)4年間は、国との連携がまったくうまくいかず、八代市も停滞しました。八代だけでは、地方自治体だけでは、災害復旧も、未来への投資もできない中で、この信頼関係、これこそがチーム熊本、チーム八代」
しかし、結果は、およそ1万5000票の差をつけ非自民系の小野さんが圧勝。これを受け、金子恭之衆議院議員は―
「新しく今度、市長になられる方が、どういう風に動かれるかわかりません。あの方を支えてきた人たちは悪い言い方をすれば、パイプなんかいらないとおっしゃっていた。パイプというのは、国とのつながり、県とのつながりということですので、その強固なつながりがあったので、どうやって構築されていくのかだと思います」
対する小野さんは、自民党との連携姿勢を問われると―
小野さん
「誰のためにある自民党なのか。それは、熊本県民のためであり、八代市民のためである。私も、自民党とけんかするつもりはなくて、ひたすら、八代市民のために仕事がしたい。市民が選んだ市長に対して、こいつは自民党じゃないから協力しないと言っていたら、私は自民党がなくなった方が日本のためになると思います。それぐらいのこと言ってやりたい」
災害復興に向けて、国や県との連携が求められる状況で、自民党との関係をどう模索するのか、一方、自民党は非自民系市長のもとで進められる災害復興、市政刷新にどう関わるのか。小野さんは4日、市長に就任します。























