8月の記録的大雨で中心市街地など広い範囲で浸水被害が発生した熊本市は3日の市議会で、今後の対策について明らかにしました。
都市建設局長
「令和6年10月に内水浸水想定区域図を公表しているところでございまして、今後は、今回の豪雨に伴う浸水状況などの調査を踏まえ、今年度中に見直しを行う予定でございます」
排水機能が追いつかないことで発生する「内水氾濫」の想定範囲をまとめた内水浸水想定区域図について、今回の浸水の深さや水がはけるのにかかった時間などを反映し、より精度の高いハザードマップを、年度内に作成する方針を示しました。
また、止水板の設置について、大西市長は、次のように述べました。
大西市長
「浸水対策施設の整備には時間を要することから、住民や事業者の事業を支援する策として、止水板設置が有効であると考えておりまして、補助制度の導入に向け検討してまいります」
建物への水の侵入を防ぐための止水板の設置への補助を検討する考えを明らかにしました。
対象地域や止水板の形状、導入時期などは未定ですが、制度導入に向けスピード感をもって取り組みたいとしています。