自民党総裁選の前倒しをめぐり、熊本県選出議員も、にわかに動き始めています。
2日の両院議員総会で、参院選の総括を取りまとめた自民党。石破総理は「しかるべき時にきちんとした判断をする」と当面の続投を表明した一方、森山幹事長ら党4役は参院選の責任を取り、退任する意向を示しました。
衆議院熊本3区選出の坂本哲志国会対策委員長も、2日に森山幹事長に辞表を提出したということです。
森山幹事長は「有事に備え、すぐに国会を開ける体制が必要」と受け取らず、坂本国対委員長も「職責を果たす」としています。
党内では、石破総理の責任を問う動きも活発化しています。
総裁選の前倒しを求める国会議員には、8日に書面での提出が求められていて、国会議員295人と都道府県連の代表者47人の過半数172人を超えれば前倒しとなります。
参院選熊本選挙区で3選した馬場成志さんはKABの取材に対し「石破政権が求心力を取り戻さないと、今のままでは国会運営がうまくいかない」と述べ、石破総理が自ら出直しの総裁選を行わないのであれば、前倒しを求める考えを示しました。
自民党熊本県連は、8日に役員会を開き、意向を固める方針です。