党員投票を含む「フルスペック型」で行われることになった自民党総裁選をめぐり、衆議院熊本2区選出、当選2回の西野太亮議員に聞きました。
■自民党が掲げる「解党的出直し」具体的には?
「解党的出直しは必要だと思いますが、具体的な中身は、明らかになっていない。今回の総裁選を含めて議論深めることが必要。参院選などで大敗した理由は、足元の物価高対策を、国民のみなさんが納得いく形で示せなかった野が大きい。国民の中に入っていけていない、国民の声を救い上げることができていない。信頼が損なわれている。これには、不記載の問題があると思いますが、そうしたこと含めて、信頼を取り戻していくことが必要」
「参院選の大敗から50日たっている。総裁の責任はどうあるべきかということをしっかり問わなければならないと思うが、同時並行で臨時国会開いて、50日あれば、補正予算を組む時間があったのではないかと思う」
■少数与党からの脱却をめぐっては?
「どの党と組みます、ということを、この段階で申し上げるのも大変難しい。まずは、自民党として、こういう政策を実現したいと掲げて、それに賛同していただける政党と模索していくのが本来の進め方ではないか」
■総裁選に5人の名前があがっているが?
「私は、現段階でこの方ということはないけれども、出そろった段階で考えていきたい」
■下野論については?
「ある意味で、国民のみなさんの期待、信頼を失っているので、潔く退く、下野すべきという考えも、一部理解できるところはある。一方で、負けたとはいえ、比較第一党としての責任はあるのではないか。しっかりと、掲げている政策を実現することで、責任を果たすべきでは、という思いもあり、大変悩ましい」
■早期の解散総選挙は?
「政権発足直後に、国民に問うのも一つの考え方だが、国民からすると、選挙よりも、足元の生活、物価高対策をやってくれという声も強いと思うので、トータルで考えていかなくてはならない問題だと思う」