熊本県では10日朝、線状降水帯が発生し、大雨となりました。この後も、夕方まで土砂災害に厳重な警戒が必要です。
気象庁は、10日午前5時57分、天草・芦北地方に線状降水帯が発生したと発表しました。
午前1時の降り始めからの雨量は、宇城市で181ミリ、天草市で152ミリなどとなっています。
また、午前5時半までの1時間に苓北町付近で、およそ110ミリの猛烈な雨が降ったとみられます。
苓北町では、国道324号で土砂崩れが発生し、片側通行となっていて、規制解除の見通しは立っていません。
11日正午までに予想される24時間降水量は、多いところで熊本、天草・芦北、球磨地方は100ミリ、阿蘇地方は80ミリとなっています。
JR九州は、三角線の宇土ー三角間が運転見合わせ、九州自動車道は松橋ICー八代IC間が全面通行止めとなっています。
また、宇城市や上天草市など6市町で避難指示が出されています。
熊本県内は、10日夕方にかけ、雷を伴った非常に激しい雨が降る恐れがあります。土砂災害に厳重な警戒が、低い土地の浸水と河川の増水や氾濫に警戒が必要です。