大雨で車が被災した人たちのために、熊本市が、公共交通を無料で使えるようにするなどの支援を行います。
12日から始まる熊本市独自の支援策。対象は、熊本市在住で車やバイクなどが水没などで使えなくなり代車を確保することができていない人で、各区役所の窓口で被災したことを証明する「交通支援カード」と1人あたり40枚の「共通乗車券」を交付します。
乗車券を使うとバス、市電、電車熊本市乗り合いタクシーが無料になり、タクシーは300円割引になります。
公共交通推進課長
「8月末でレッカー移動の依頼件数が1400件弱、あくまでJAFだけのレッカー移動ですので、他の事業者を含むと相当な数になるのではないかと。4000人から5000人程度の規模が想定できる」
例えば、被災した車を家族で使っていた場合は、家族全員が支援の対象になります。
なお、申請には、被災状況が確認できる写真などが必要で、12日から10月10日まで受け付けます。
熊本市は、支援にかかる経費6000万円を計上する方針で「少しでも早く事業を始めるため、議会に理解を得たい」としています。