記録的大雨から1カ月。8月の大雨で土砂崩れが発生した天草市有明町の国道324号は、1カ月経過した今も片側通行のまま。再来週に復旧する見通しです。
農家
「前回がそこですね。今回がここですね」
そう話すのは、上天草市松島町でブロッコリーなどを育てる磯田秀作さん。8月の大雨で、苗を育てていたハウスが浸水しました。
「オレンジになった葉っぱは、水没したときの葉っぱ」
生き残った苗を、どうにか再生させようとしていますが、順調に生育した苗と比べると、一目瞭然。付着したヘドロが邪魔をして、うまく水を吸い込まないといいます。
さらに、9月10日の大雨で、事態は深刻化しています。
磯田さん
「ある程度1ヵ月かけて植えられる状態まできたんですよね、それを畑に植えていたけど、それもきのうの雨で全部水没ですね」
8月の雨でトラクター4台が水没。知り合いの農家にトラクターを借り何とか植え付けを終えた矢先のことでした。
2度の大雨で被害額は3000万円にのぼるということです。
磯田さん
「何から始めたらいいのか、というのがすぐには浮かんでこない」