熊本県氷川町の道の駅竜北で15日、23周年イベントがあり、特産の梨が店頭に並びました。
来店客
「個数でいうと12個。いつも、おじいちゃん、おばあちゃんにお世話になってばかりなので、一緒においしい食べられたらいいなと思って」
道の駅竜北では、多い日には1日1500パックほどが売れるということです。
大川聡志郎館長
「今年も豊作で例年並み」
一方、商品を納める梨農家のなかには、8月の記録的な大雨による土砂崩れ被害の影響を受けているところもー
梨農家
「(梨は)3分の1くらい被害にあった。梨の木自体が土が陥没して、根っこが全部みえて枯れてしまったので、商品にならなくなった」
きのみ農園代表
「平らだったところに、土砂が流れ込んでいる」
2ヘクタールの畑で4品種の梨を生産する氷川町の「きのみ農園」。周辺では、複数の場所で土砂崩れが発生し、収穫作業をするための応急処置として、ダンプ50台分の土砂を運び出したといいます。
県によると、氷川町では、少なくとも30カ所で土砂崩れが確認されているということです。
今は、梨の最盛期のため収穫と出荷を優先させていて、土砂の完全な撤去までは手が回らないといいます。
きのみ農園代表
「梨の収穫作業が続くのと、その後は、太秋柿と渋柿の収穫があるので、しばらくは収穫に集中する」
復旧作業は、11月ごろに再開したいとしています。