熊本市東区で強盗致傷事件が発生。犯人を取り押さえた住人の男性が一部始終を語りました。
18日午前4時過ぎのこと。この50代の男性が目を覚ますと―
「ふすまを開けたら、人間が立ってたから女装した格好の…自分の娘の制服だと思いつつ、ここは逃がされんと」
部屋の中にいたのは、娘の制服を着た見知らぬ男。
「干していた娘の制服を着て、そこに立っていた。
相手が逃げようとしたから『逃げんなよ!お前』って言って、玄関から逃走を図る男を追いかけたといいます。
「ここから逃げて、この辺でもみくちゃになって、そこから突き破って出て」
家の敷地の囲いを突き破り、逃走を図る犯人を住人の男性が取り押さえました。
「『逃げません。逃げません』とか言ってたけど『逃げないなら力抜かんか』て言っても、逃げようとする抵抗があった」
強盗致傷の疑いで現行犯逮捕されたのは、住所・職業不詳の岡崎健太容疑者(37)。
住人の男性は、岡崎容疑者を捕まえる際に、頬を4針縫うなど全治1週間のけがをしました。
■過去にも娘の制服が…
男性は、過去にも制服が盗まれたことがあったと話します。
「以前に、過去に娘の制服が盗まれてたんですよ。また入られたから、こりゃ逃がしたらいかん、と思っての行動だった」
今回と同一犯かは判明していませんが、数年前に、別の娘の制服も窃盗被害にあっていたそうです。
警察の調べに対し、岡崎容疑者は「女性用の服を盗むために入りました」などと、容疑を認めています。