熊本県で、17日夜から18日朝にかけて各地で雷が発生しました。160戸が停電しまた。
空港でも、天草市でも、熊本市でも―。熊本県内各地で、雷鳴が響き渡りました。
映像に映るのは、鳴り響くサイレンに、燃え上がる炎。18日午前4時45分ごろ、熊本市北区植木町では物置が燃える火事がありました。
「ドーンと音がして、そのあと火が出た」
警察は落雷によって火災が発生した可能性もあるとしています。
気象庁がまとめた熊本の平年の雷日数によると、9月はもともと雷が多い時期ですが、今年はまた別の事情もあるようです。
真治大輔気象予報士
「秋雨前線の停滞する位置としては、例年通りですが、暖かく湿った空気、梅雨時期に入ってくるような湿った空気がこの時期になっても九州方面に流れ込んできているということが、今回の雷雨になった原因とされています」
熊本県では、17日までの8日間のうち、6日間雷が発生しています。
真治気象予報士
「今後も20日土曜日、同じように秋雨前線が少し南下してくる予想で、今朝と同じような気象条件になる可能性があります。
また、来週にかけても、秋雨前線が停滞する可能性が続きますので、この先もしばらくは雷雨に注意が必要です」
雷が聞こえたら、家や車の中などに避難して、雷雲の通過を待ち身を守りましょう。