熊本県の空港アクセス鉄道の事業費が410億円から610億円に。JR豊肥線の機能強化と合わせ、260億円もの増額となることが分かりました。
熊本空港へのアクセス向上のため、JR豊肥線の肥後大津駅と空港を結ぶ空港アクセス鉄道計画。これまで、概算事業費はおよそ410億円とされていましたが、関係者によると、物価高や人件費高騰の影響で、200億円増額の610億円にふくらむことが分かりました。
さらに、JR豊肥線と直通にすることや、快速運転をするための費用として、60億円も加算されます。
これまでに公表されている熊本県の試算では、鉄道事業許可の採択基準となる40年以内での黒字化を実現することができなくなりますが、沿線の開発など最新の需要動向を当てはめると、収支は増額前よりも改善する見通しとしています。
空港アクセス鉄道は、2034年度の完成を目指していて、事業費の増額は、週明けの県議会で木村知事が表明する見通しです。