22日の熊本県議会で明らかになった200億円もの事業費の増額。
鉄道工学が専門の日本大学・綱島均特任教授は。
日本大学・綱島特任教授
「どこまでその数字を信頼していいのかというところがあろうかと思います。そういう意味では厳しく見ていかなくちゃいけないというのがありますけど、数字合わせだけやっているのは一番良くないんじゃないかと思っていて、むしろ未来に誇れる熊本の交通システムですよと。県民に誇れるようなものになるかどうかということですよね」
採算性や建設コストの問題とは別に、バスや熊本市電との連携強化など、幅広い議論が求められると指摘。
都市圏の交通システム自体を再構築するきっかけになり得るとも話しました。
「交通の再設計、アクセス鉄道を含めて市内交通の再設計が必要。利便性を上げるという意味でですね。アクセス鉄道を利用して、街の発展を考えるところが正しい道筋ではないかなと思っています」