熊本市北区で、ネコが大量に衰弱死した問題で厳罰を求める署名が提出されました。
不衛生な環境で十分な餌を与えず、ネコ13匹を衰弱死させるなどの動物愛護法違反の疑いで、今月、熊本市北区の無職の女が逮捕されました。
厳罰化などを求め、7月2日から国内外から集められた2万9009人の署名が、24日、熊本地検に提出されました。
(署名を提出した人)
「被害にあったネコは、150匹以上いる。他のネコはどうなりますか。全部、同じ命なので、その辺も署名提出の際にお話させていただいた」
また、署名を提出した人は「容疑者が所属していた団体に対しても、管理責任を問うてほしい」と訴えました。
署名は、今後もオンラインなどで集めていくということです。
【動物愛護管理法】
動物愛護法では、次のように罰則が定められています。
■愛護動物をみだりに殺したり傷つけた者
→5年以下の懲役または500万円以下の罰金
■愛護動物に対し、みだりに身体に外傷を生ずるおそれのある暴行を加える、またはそのおそれのある行為をさせる、えさや水を与えずに酷使する等により衰弱させるなど虐待を行った者
→1年以下の懲役または100万円以下の罰金
■愛護動物を遺棄した者
→1年以下の懲役または100万円以下の罰金