熊本市で始まった全大腸内視鏡検査の無償化。10月から医療機関での問診が始まりましたが、1日だけで受け付けが1000人に達しました。
熊本市は、死亡数が多い大腸がんを早期発見し、発生を抑制するため、全大腸内視鏡検査を無償化する事業に全国の自治体で初めて取り組んでいます。
対象は55~59歳の熊本市民で、1日から各医療機関で実際の問診がスタートしましたが、正午過ぎには予定枠の1000人に達し、受け付けが終了しました。
熊本市は、事前の問診の予約が690件に達した時点で、無償での検査ができない人が出る可能性があることを医療機関に連絡していたということです。
大西市長
「1000人を超えた場合は、無料で検査できませんでしたけれども、便潜血検査による大腸がん発見にも効果がありますので、そちらをご案内するということで考えている」
熊本市は、無償化の事業によって検診に関心をもってほしいとしています。