9月に就任した熊本県八代市の小野泰輔市長は所信表明を行い、任期中に行政の透明化を進めると抱負を語りました。
3日に開会した市議会の本会議で登壇した小野市長。所信表明では、8月の記録的大雨からの復興に最優先で取り組み、甚大な被害を受けたい草農家への支援にも力を入れると話しました。
そのうえで強調したのは「市政への信頼回復」です。
小野市長
「行政の透明性を確保することで、市役所への信頼を向上させ、信頼された職員が自信を持って、市民のための業務を遂行できる環境を整えることが、トップとしての私の責務です。
市民にとって、オープンでよく見える市政、市民のみなさまの声をしっかり聞く市政を目指してまいります」
行政文書の公開の徹底や、市の事業をデータベース化する方針も示しました。
また、今週発売の週刊文春が報じた市庁舎建設に関する官製談合の疑いについて「記事がどこまで真実か分からない」としたうえで「多くの市民から情報公開請求を受けているので、出せるものは、できるだけ明らかにしたい」と話しました。