公明党の斎藤代表は10日、自民党の高い地位総裁との党首会談で、連立を解消する意向を伝えました。
公明党 斎藤代表
「自公連立政権については一旦白紙とし、これまでの関係に区切りをつけることとしたい」
公明党は、政治とカネをめぐる企業・団体献金の規制強化を求めていますが、自民党側は譲歩せず、合意にいたりませんでした。
「これらの改革が実現不可能なのであれば、とても首班指名で高市早苗と書くことはできない、と申し上げた」
1999年以来、26年にわたる自公連立が幕を下ろすことになります。
自民党 高市総裁
「一方的に連立政権からの離脱を伝えられました。残念ではありましたがそういった結論になりました」
70代男性
「それも仕方がないと思いますよ。もともと無理しているところもあったから。足を引っ張るじゃなくてね是々非々で行ってもらえればいいかな」
70代男性
「いいんじゃないですか。多党化で国会で論議してから決めていただくといいんじゃないですかね。自民党がちゃんとしていただかないとまずいんじゃないですかね」
党本部に、連立解消は慎重であるべきと伝えていたという公明党県本部の城下広作代表は
公明党熊本県本部・城下代表
「いままで26年築き上げてきた関係が、一夜にして全く真逆にいくということをやること自体がおかしい、やれないと思います」
TSMC進出に関連する政策や、災害復旧などは今後も自民党と連携していきたいと話しました。
熊本県選出の衆議院議員も「とても驚いている。衆参ともに過半数割れの現状では今後どうなってもおかしくない」と話し、誰が総理になるのか、政局から目が離せない状況となっています。