交際相手の女性に暴行を加え、死亡させた罪などに問われた男の裁判員裁判で、男は起訴内容を認めたものの、弁護側は無罪を主張しました。

　起訴状などによると、熊本市東区長嶺南に住む早瀬真吾被告（43）は、去年4月、同じ就労支援施設に通う交際相手の木下春千代さん（当時71歳）に、殴る蹴るなどの暴行を加え、死亡させた傷害致死などの罪に問われています。

　14日の初公判で、早瀬被告は、起訴内容を認めた一方で、弁護側は精神障害などを理由に刑事責任能力がなかったとして、無罪を主張。一方の検察側は、完全責任能力があったと主張しました。

　15日は、被告人質問が行われる予定です。