熊本豪雨の後に見つかった災害遺失物の展示会が人吉市役所で開かれています。
柴田理美アナウンサー
「庁舎内に熊本豪雨の後届けられた35点が展示されています。どれも誰かの大切なものかもしれない品物です」
並べられているのは位牌や遺影、成人式や結婚式の写真などで、2020年の熊本豪雨の後に人吉市内外の災害廃棄物置き場や川岸、八代海で見つかったものです。
人吉市は当初2年としていた期限を延長して保管していましたが、さびやカビが発生するなど保管を続けることが難しくなり、12月末に返還事業を終了するということです。
人吉市行財政改革課・米原真由美係長
「いままでもホームページ等でお知らせはしてきたところですが、なかなか知っていただけていない状況がある。少しでも多くのものが返っていくといいなと思っています」
展示会は10月20日までで、持ち主が見つからなかった物はお焚き上げで供養するとしています。