熊本市は記録的大雨への対応について検証を始めました。
熊本市によると、8月の大雨の際、井芹川と坪井川で避難サイレンが最大3時間20分遅延しました。
こうした対応を検証する委員会の初会合が16日に開かれ、市は一部のサイレンを除き、鳴らす明確な基準を設けておらず、鳴らす訓練を実施していなかったことが原因と考えられると報告しました。
委員からは、基準を明確化し、訓練や研修で周知することが必要との意見が出されたということです。
また、排水機場の稼働状況などについての検証委員会も初めて開かれ、市は浸水による電気設備の故障で、坪井ポンプ場が14時間半、山ノ下排水機場が5時間半停止していたと報告しました。
サイレンなどの検証委は、11月中旬、排水機場の検証委は、来年3月までの答申を目指しています。