熊本城宇土櫓の石垣で、初めて地質などの調査が今年度中に行われることが決まりました。
1927年に修復され、熊本地震で被災した宇土櫓は、8月に櫓の解体が完了。2026年度からの櫓の設計を前に、穴蔵や石垣で調査を行います。
調査では、ボーリングをし、地質構造や地盤の強さを調べることで、石垣の復旧に生かす考えです。
また、石垣のぐり石部分や穴蔵の地表5カ所で発掘をして、1877年の西南戦争以前の遺構の範囲を確認し、保護や櫓の復旧設計に生かすということです。
調査は、年度内に着手・完了の予定です。