自民党と日本維新の会が連立政権に合意。自維連立政権のもと、21日に高市早苗新総理が誕生する見通しです。
ようやく決着を見た連立の枠組み、県民はどのように受け止めたのでしょうか。
「(連立は)マイナスですよ。日本にとってマイナス。定数を減らすならば、それよりも議員報酬を減らす方がいいです」
「課題を色々、自由民主党に突きつけているけど、大丈夫なのかな、というところはありますよね」
企業・団体献金の廃止や議員定数の削減など12の項目を自民党に求めていた日本維新の会。
吉村代表
「12の項目について今般、合意がほぼまとまりました」
議員定数は、衆議院の比例代表を対象に50議席を減らす方針に。企業・団体献金の廃止は、2027年9月までの実現を目指して継続協議、食料品の消費税ゼロについても継続協議となっています。
「削減して、他の食品とかの税金とかにあてていただけたらいいなと思いました」
「比例をはずすとなると、少数野党は全然通らくなります、おかしいですよ」
熊本県選出の自民党国会議員も、週末、新たな連立について言及しました。
金子衆議院議員
「野党がただ数合わせのためにやろうとしてところを、維新さんが離脱した。女性初のですね、総理が生まれるべく、我々も大きな期待を持っているところ」
前国対委員長の坂本哲志衆議院議員は、維新が掲げる社会保障改革について、慎重に進めるべきと話しました。
維新は、湿布や花粉症の薬など市販薬と似た効果の処方薬を保険適用外にするなどして、年間50兆円に迫る医療費を、最低でも4兆円削減することで、現役世代の社会保険料を年6万円引き下げるとしています。
坂本衆議院議員
「医療、予防介護、そして保育、それぞれ団体のみなさんの意見を聞きながら、対応していかなければならなと思っています」
日本維新の会の松野明美参議院議員は次のように語ります。
松野参議院議員
「首相指名選挙で、1回目から私たち日本維新の会は高市新総裁の名前を書くことに決定しました」
維新内部に連立反対派もいるものの、政策実現のため、連立は必要と語りました。
松野参議院議員
「やっぱり反対もあります。政治とカネの問題もスッキリしていないので。(でも)政治を本当に前に進めていくとか、国民のために活動していくためには、自民、維新の連立は今のところベストではないかと感じています。実績を積みながらコツコツと結果を出していく、その中で自民党との関係が深まるのか、やっぱりダメなのかというのは判断していかなければいけないのかなと感じています」