路上で女性の口をふさぎ、わいせつな行為をした罪に問われている元警察官。初公判で起訴内容を認めました。

　起訴状などによると、当時水俣警察署刑事・生活安全課の警部補だった東和彦被告（48）は今年6月夜に、八代市の路上で面識がない20代の女性に背後から近づき、口を塞いで、でん部を触るなどした不同意わいせつの罪に問われています。

　逮捕時には「女性の体に手が触れたのは事実ですが、わいせつなことはしていません」と容疑を否認しましたが、24日の初公判では起訴内容を認めました。

　被告人質問で犯行の動機を聞かれ「当時強い眠気があり衝動的に動いてしまった」と話しました。

　検察側は「およそ1時間にわたり女性を追従したのであり、犯行態様は執拗で悪質。被害者も厳しい処罰を求めている」と指摘し、拘禁刑2年を求刑。

　弁護側は「衝動的な犯行で計画性はなかった」として執行猶予付きの判決を求めました。

　東被告が「被害者に多大な恐怖を与えてしまい大変申し訳ございませんでした」と謝罪の言葉を述べ裁判は結審しました。

　判決は11月26日に言い渡される予定です。