10月19日開幕のウインターカップ2025全国高校バスケットボール選手権大会熊本県予選。注目の選手を取材しました。
女子
全国準V経験した慶誠 攻守の要は
熊本県予選3連覇中、去年のウインターカップで全国準優勝を果たした女子・慶誠。今年は、その中心メンバーがチームを牽引、攻守の要を担うのが、ナイジェリアからの留学生の2年・フェイバ・ヘンリー選手です。
身長184センチ、最高到達点は3メートルを超え、ゴールのリングを掴むことも。
得意とするプレーをたずねると―
「チームメイトのシュートが外れたら、センターの私のリバウンドが大事」
世代最高峰リーグU18日清食品トップリーグでは、1試合平均のリバウンド数が17.2、個人成績で2位となっています。
オフェンスリバウンドから得点を狙うパターンでゴールを量産します。
目標は県予選4連覇、そして全国制覇です。

「もっと上手になって、ウインターカップで頑張る。県予選は1試合平均35点とります」
王座奪還狙う 熊本商のポイントゲッター
「慶誠を倒して、ウインターカップに行きたい」
4年ぶりの王座奪還を狙う熊本商業のポイントゲッター上田結愛選手。
キレのあるドライブからのシュートが持ち味です。
全国から64チームが集うU18日清食品ブロックリーグでの1試合平均得点は20点を超えています。
「得点でも、アシストでも、(チームで)1番になりたい」
主力として戦った去年の慶誠との決勝では、序盤は食らいつくも、最後は41点差で敗れました。
悔しさをばねに、リベンジを誓います。

「慶誠に勝って、念願の県優勝を果たして、ウインターカップでも勝っていけるような強さを(県予選で)身につける」
悲願の初優勝目指す 尚絅のエース
打倒慶誠に燃える2年生も。
「自分の相手は慶誠だと思って、練習に取り組んでいる」
尚絅のエース・石本仁実選手。172センチの長身を生かしたストップジャンプシュートを軸に、県外の強豪校との試合では1試合平均およそ20得点と攻撃陣を牽引。悲願の県予選初優勝へ導きます。

「(慶誠相手だと)中で攻めるのは難しい場面もあると思うので、自分の持ち味であるジャンプシュートを使いながら勝っていきたい」
男子
10連覇を目指す九州学院 注目の2人
九州学院キャプテンの山口幹太選手の持ち味は3ポイントシュート。反復練習で正確性を磨いてきました。
「特に、フォームにばらつきがないように意識しています。自信を持って打っています」

今年のチームは身長が高くないため、カギを握るのは外からのシュートです。
「しっかり自分たちのプレーをすれば県大会も勝てると思うので、自分たちのプレーをしつつ油断せずに1戦1戦戦っていきたいです」

そして、もう1人は井上智稀選手。3ポイントシュートを武器としています。
1年生の頃から試合に出場、2023年の決勝でも、3ポイントを何本も決め、優勝に貢献しました。
「(試合)終盤のメンタルはついたと思います。僅差の接戦でも決められる、決めるという自分の心で思っているマインドができているのが、1年生のころはなかったなと思います」
成長した「決め切る力」責任と自覚が芽生えたクラッチシューターが活躍を誓います。
「(1試合で)最低3本は決めたいです」
熊本県予選は19日開幕。KABでは、24日の3回戦からライブ配信する予定です。









