防衛省は、中国海軍の空母「遼寧」が6日から12日にかけて、戦闘機などの発着訓練をおよそ260回、実施した発表しました。

　防衛省によりますと、海上自衛隊は12月9日以降、空母「遼寧」を含む複数の中国海軍艦艇が太平洋上の海域で航行していることを確認しました。

　戦闘機やヘリコプターによる発着が6日から12日までにおよそ260回、あったということです。

　また、12日には「遼寧」のほか、ミサイル駆逐艦や高速戦闘支援艦の合わせて5隻が沖縄本島と宮古島との間を北西に進み東シナ海へ向けて航行しました。

　防衛省・自衛隊は、警戒監視や情報収集を行ったほか、航空自衛隊の戦闘機を緊急発進させるなどの対応を取ったということです。