熊本県の球磨村議会は、松谷浩一村長の不信任決議案を可決しました。

「本決議に賛成の方は起立願います」

　球磨村議会で、１２日に提出された松谷浩一村長への不信任決議案。

　８人が賛成、１人が反対し可決されました。

　複数の村議は、松谷村長が義務教育学校の設置場所の選定や、村有施設における賃金未払いへの対応を放置しているなどと問題視、村議会は６月に辞職勧告を決議していました。

　村議会は、今回の不信任決議の理由について「政治的判断能力の乏しさにより、村政が進まず、復旧復興の方向性が見えない」「村政の混乱と信頼を失墜させた政治的、道義的責任は免れ得ない」などとしています。

　松谷村長は、２２日までに議会を解散するかなどを判断することになります。

松谷浩一村長
「真摯に受け止めている。きょう可決されたので、これからしっかり時間をかけて考えたい」

　球磨村で村長への不信任決議案が可決されるのは初めてです。