
任期満了に伴う熊本市長選挙が1日に告示され、現職と新人あわせて5人が立候補しました。
総事業費が最大1230億円と試算される庁舎建替問題をはじめ、交通渋滞、物価高対策、地震からの復興など争点は多岐にわたります。
候補5人訴えは

(陳田候補)
「なんで庶民がこんなに苦しんでいる時に、こんな大きな市庁舎を建て替えありきで進める必要があるのか」
会社役員の陳田奈美子候補は、新庁舎の建設予定地近くで選挙戦をスタート。庁舎の建て替えに反対し別の施策へ予算を分配するべきと主張します。
(陳田候補)
「子育て支援については解像度高く子どもが本当に育てやすい、日本一の子育て都市熊本市をつくりたい。若い世代の人口流入を促したい」

3児の母として子育て政策に力を入れ、市の人口増加を目指します。保育料や18歳までの医療費、中学校の給食費の無償化を掲げています。

(大西候補)
「次の4年間、大変大変重要な熊本の未来をつくるために、重要な4年間だと思っております。全身全霊をかけ全力で頑張ってまいります」
4選を目指す現職の大西一史候補は、自民党県連や公明党県本部などの推薦を受けています。7月の地震からの復旧復興や防災力の強化、渋滞問題などに取り組むとしています。

(大西候補)
「のちの世のため、未来の熊本のために、若い皆さん方が希望をもって過ごせる。この熊本が災害に負けない、次の大きな災害が来ても必ず乗り越えられる強い熊本をつくっていきたい」
庁舎については、建て替える方針を維持していて、6日に予定されている第三者委員会の検証を踏まえて、意見を表明するとしています。

(井坂候補)
「何としてでも、この庁舎建て替えを食い止めます。未来の世代に大きな負担をかけてはいけません」
前熊本市議の井坂隆寛候補は、今回の選挙の「象徴的な場所」として、市役所前で第一声をあげました。建て替えに慎重な姿勢を示す市議や市民の支援を受け、選挙戦を戦います。
(井坂候補)
「防災のあり方、これを皆さんとともに考えていきたいんです。投票という形で示してください。大きな庁舎はいりません。私たちの暮らしに寄り添う細やかな施策をともにつくり上げたい」

庁舎問題については、中央区役所のみの建て替えを主張し、市民の受け皿となるべく、票の掘り起こしが重要だとしています。子育てや教育、住環境の整備などにも力を入れます。

(古木候補)
「4年目のリベンジで、この4年間は大西さんを倒すために生きてきました」
元会社員の古木浩一候補は、自転車で市内をめぐります。一日50枚、自らの手で選挙ポスターを貼りながら直接の対話を通して、有権者に訴えを届けます。
庁舎建て替えに反対し、地震からの復旧が優先とします。

(古木候補)
「1230億円ですよ。利子が314億円ですよ。これ誰が払うんですか、子どもたちが払わないといかんのですよ。新しい市政、市民に寄り添った子ども中心の世界を目指しています」
また、市上下水道局のスリム化や八景水谷公園の環境整備を訴えます。

(岡候補)
「まずは目の前にある市役所この建て直しを撤回させること。お金をかけずにやっていきたい」
建築会社代表の岡和久候補は、市役所前で立候補の理由を改めて語り、庁舎建て替えに反対の立場を示しました。
7月の地震では、自ら被災地に足を運びボランティアに取り組んだ経験を踏まえ、庁舎建て替えではなく、地震の復旧・復興を進めるべきと話します。

(岡候補)
「できる限り被災されてる方が一般並みに生活できるように。まずは被災された方の復旧・復興が、まず大事だと思います」
市長や市議の給与を削減して物価高対策にあてるほか、渋滞対策にも取り組みたいとしています。
熊本市長選は11月15日投票です。













