年末のガソリン暫定税率の廃止に向け、値下がりが続いています。補助金は徐々に拡充され、11日、暫定税率分と同じ水準の25.1円となりました。

佐藤由季アナウンサ－
「全国のレギュラーガソリンの平均価格は4年2ヵ月ぶりの安値水準となり、こちらのガソリンスタンドでは151円となっています」

来店客
「だいぶん安くなっています。この前まで163円くらいだった。やっぱり助かりますね毎日使うから」

「だいぶんよくなったと思いますけど、もう少し下がってくれるといいと思います」

　年末のガソリン税の暫定税率廃止に向け、11月13日から補助金が2週間ごとに5円ずつ拡大され、11日補助金が25.1円となりました。

肥後石油近見給油所長
「（補助金が）導入された時期に比べると10円ほど下がりました」

　資源エネルギー庁によると、全国平均は11月10日時点では173．5円でしたが、10日に発表された価格は163．7円と、約1カ月で9.8円の値下がりとなりました。

　補助金が支給されるのは石油元売りで、各ガソリンスタンドには補助金適用前の在庫があることから、小売価格への反映にはタイムラグがあるということです。

肥後石油近見給油所長
「本当はきょうから下げたかったんですけど、あさって土曜日くらいから下げられるかなと思います」

　暫定税率が廃止された後、来年のガソリン価格の見通しについてたずねるとー

肥後石油近見給油所長
「1年前に比べると20～25円下がっているんです。このまま継続していけばいいですけど、ただ円安とか情勢も加味しながら、このぐらいの価格を維持していければと思います」