母親とともに来日したタイ国籍の12歳の少女が違法な個室マッサージ店で働かされていた事件で、少女の祖母がANNの取材に応じました。

少女の祖母 「たくさんの支払いがあります。赤ちゃんのミルク代、電気代、お米も。だから娘が家族を支えています。孫も娘も心配です。こちらからは連絡できません。連絡が来るのを待つしかありません」

少女の親族 「本当のことは分かりませんが、母親が（店の）オーナーや他の人と一緒にいて、何かを強制されているのではと考えています」

　祖母らによりますと、少女の母親はバンコクなどで働いて家族を養っていましたが、2年ほど前から日本とタイを行き来するようになったということです。

　祖母には少女から9月上旬に連絡があり、「勉強するために帰りたい」と話していたということです。

　母親は別の売春事件に関わったとし、台湾で身柄を拘束されています。

　タイ警察は今後、少女を帰国させるとともに、母親の身柄をタイに移送する方向で調整する方針です。