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2025年11月19日 12:54
がん5年後生存率 すい臓や胆のう依然低く 悪性リンパ腫は生存率向上 厚労省
がん5年後生存率 すい臓や胆のう依然低く 悪性リンパ腫は生存率向上 厚労省
がん5年後生存率 すい臓や胆のう依然低く 悪性リンパ腫は生存率向上 厚労省

 国内でがんと診断された人の5年後の生存率について、最新データが公表されました。すい臓や胆のうのがんは依然、低い生存率となっています。

 厚生労働省の研究班は44都道府県で2015年までの4年間にがんと診断された人の5年後の生存率をまとめました。

 15歳以上の人を対象にして部位別に見たところ、男性は前立腺で94.3%、女性は甲状腺で92.7%と高い生存率となっていますが、男女ともに、すい臓は10%ほどの生存率となっています。

 また、年齢別では多くの部位で年齢が増すごとに生存率が低くなっていましたが、前立腺は若い方が生存率が低い結果となっています。

 皮膚がんは全年齢でほぼ生存率に変化はありませんでした。

 1993年からの調査と今回のデータを比較すると、男女ともに多発性骨髄腫や悪性リンパ腫などの生存率は向上しています。