アメリカ経済学会は少女らの性的人身売買罪で起訴され自殺したエプスタイン氏を巡る疑惑に関連して、サマーズ元財務長官を「永久追放処分」にすると発表しました。

　世界最大規模の学会として知られるアメリカ経済学会は2日、サマーズ元財務長官に対して「学会活動への参加を永久かつ全面的に禁止する」と発表しました。

　サマーズ氏は、少女らの性的人身売買罪で起訴され自殺した富豪のエプスタイン氏との交流が明らかになっていて、アメリカ経済学会は「経済の専門家の間で、指導者に寄せられる信頼に根本的に反する」と強く非難しました。

　アメリカメディアによりますと、サマーズ氏は自ら退会を申し出たということです。

　サマーズ氏はクリントン政権下での財務長官やハーバード大学の学長を務めるなど、アメリカを代表する経済学者として知られていました。